新・シニア起業時代プロジェクト 第1回フォーラム「『個力』を生かすチームワーク」

講師:斎藤ウィリアム浩幸 インテカー代表取締役社長

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日時:5月21日(火)19:00~21:00
場所:日本経済新聞社本社10階
受講者数:約80人

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(主催者挨拶)

 今の日本の社会、経済は少子高齢化、労働の硬直化が進み、長期停滞のトレンドに入っております。この状況を脱するには、最大のボトルネックになっている40代、50代といったミドル、シニア世代のサラリーマンが自ら活性化しなければいけない。そして、その活性化の方法としてもっとも社会に大きなインパクトを与えられるのがシニアの持つ経験、知恵、人脈を生かした「起業」ではないか、そう思い、「新・シニア起業時代プロジェクト」と名付けました。

 「言うは易く行うは難し」この言葉は20年、30年とひとつの会社で働き続けたミドル、シニアサラリーマンの起業にこそ当てはまると思います。しかし、事態はまったなしの状況に来ているのではないでしょうか。アクションを起こすために、何が必要なのか。簡単に解答が見つかるとは思いませんが、このフォーラムを通じて、一歩でも前進できるように努めたいと思います。

 第1回フォーラムの講師を紹介します。ベンチャー支援の会社、インテカーの代表取締役社長、斎藤ウィリアム浩幸さんです。斎藤さんは、1971年に米ロサンゼルスで生まれ、カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部を卒業ましたが、高校時代からソフトウエア会社を設立、いくつかの失敗を経て、指紋認証など生態暗号システムの開発で成功、2004年にビルゲイツ率いるマイクロソフトに会社を売却しました。この間、日本企業とのビジネスも多く経験し、さまざまなことを教わったそうです。その恩返しをしたいとの気持ちが強く、日本に拠点を置きながら、昨年は野田民主党政権下で行われた国家戦略会議フロンティア分科会「繁栄のフロンティア部会」の委員を務められました。「40歳定年制」「75歳まで元気で働ける社会をつくる」といった報告書がニュースで報じられたので記憶されている方も多いと思います。

 斎藤さんご自身はこの報告書に満足されていないようですが、それは「アイデア」や「提言」はもういい、プロジェクトの実行を可能にする運営プロセスの構築こそが大切だと思っているからです。われわれのプロジェクトのトップバッターにお願いしたのは、この斎藤さんの実行、アクションに対する強い情熱に期待したからです。それでは、斎藤さん、よろしくお願いいたします。

次のページPart 1  自己紹介 ~米国で受けた日本企業からの恩~

斎藤ウィリアム浩幸

斎藤ウィリアム浩幸(さいとう・ウイリアム・ひろゆき)

 1971年ロサンゼルス生まれの日系二世。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部卒業。高校時代にソフトウエア会社を設立、指紋認証など生体認証暗号システムの開発で成功。2004年、会社をマイクロソフトに売却、インテカーを設立。日本を拠点にドバイなど世界3カ所にオフィスを持ち、有望なスタートアップ企業14社を育成中。2012年に「40歳定年制」などを提唱した国家戦略会議フロンティア分科会「繁栄のフロンティア部会」の委員を務める。